恒例のAKB48グループの選抜総選挙(2018年6月16日開票)の中間集計にあたる「速報」が5月30日夜に発表され、新潟・NGT48の荻野由佳さん(19)が速報ベースでは2年連続で1位スタートを切った。2位にはSKE48の松井珠理奈さん(21)が入り、3位にはHKT48の宮脇咲良さん(20)が続いた。
この3人は当初から上位スタートが想定されていたが、17年は100位圏内に入らなかったメンバーが暫定「神セブン」入りしたり、逆に17年の最終結果で8位に入ったメンバーが120位圏外になったりする番狂わせも相次いだ。
スロースターター・宮脇が上位との差を詰める
上位3人の得票数は、それぞれ5万9531、3万8943、3万2614。荻野さんは17年の速報でも過去最多得票を記録したが、さらに8.1%積み増した。松井さんは票数を12.4%伸ばしたものの、順位は2位で横ばい。宮脇さんは速報ではスロースターターとして知られ、17年は8位だったが、54.2%増やして上位との差を詰めた。
速報では上位120位まで発表され、ダークホースの筆頭だと言えそうなのがNGT48の太野彩香さん(20)。100位まで順位が発表されていた17年は速報89位、最終結果は圏外だったが、いきなり1万7332票を得て7位にランクインした。本人も、この順位は全く予想外だったようで、31日未明に出演した「AKB48のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、
「かとみな(加藤美南さん=19)が9位で呼ばれてキャーキャー言ってる間に、いつの間にか自分の名前が呼ばれて...」
「涙も出たんだけど震えが止まらなくて...。立ち上がれなかった、5秒ぐらい。でも、おぎゆかが抱き着いてきてくれたから、すごい嬉しかった」
などと振り返った。
続く8位にはHKT48の矢吹奈子さん(16)が入った。17年は速報48位、最終結果37位で、大幅にジャンプアップ。矢吹さんは指原莉乃さん(25)の握手会をきっかけにHKT48のオーディションに応募して合格したという経緯があり、一部で指原さんの「秘蔵っ子」との評もある。そのため、18年は不出馬だった指原さんのファンが持っている、いわゆる「指原票」が、宮脇さん、矢吹さん、17位に入ったHKT・田中美久さん(16)らに分散したという見方が出ている。