ブーイング聞こえなかった? 惨敗・西野Jに川淵氏らが「楽観論」

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「最後まで期待感を持って見て頂いた」

   だがこの意見には反発が出ることになった。一般ユーザーから「『結果より内容』って何? 悔しい気持ちはどこ?」「試合終了後のサポーターのブーイング聞こえなかったですか?」「雨の中、お金払って応援してくれたファンの方々の目の前でそれ言えますか?」など次々とリプライが届き、その数は200件を超えている。

   川淵氏は続く投稿でも、

「昨日の視聴率は18.3%、ここまでの強化試合の視聴率は、記憶は定かではないがずーっと低かったと思う。昨日は多くの人が新たな代表を見たいと思い、リードされながらも最後まで期待感を持って見て頂いたということ。有難うございます」

と、「視聴率」「期待感」という点からポジティブな意見を発信。しかしこれにも、「すみません、田嶋(幸三会長)のせいで全く期待を持てなくなったんですが」「川淵さんのツイートは、最近多くのサポーターの考え、思いと相当かけ離れてきていると思います」と怒りの声が届いている。

   また、JFA理事の北澤豪氏は、試合直後に放送された「NEWS ZERO」(日本テレビ系)で

「今日感じたのは、選手たちのモチベーションは高いので、今日以上の試合が次の試合では見られると思うということです」

とやはり期待を込めていた。

   急造のDFラインについては「3バックの一番の狙いは守り方。守備と攻撃のメリハリをつけることです。サイドの長友(佑都)と原口が下りてくると、(ボランチの大島、山口蛍を合わせて)守備は7人。(同じ4人が上がれば)攻撃も7人。攻守にメリハリがつく」とし、「うまくいったのか?」と問われると

「そうですね。機能するシーンがあった。たとえば前半13分、右サイドの原口が抜け出した時には、中央に4人いた。こうなると得点の可能性は高まります」

と肯定的だった。

   なお、先発メンバーで後半途中まで出場した本田圭佑も試合後のフラッシュインタビューで「チームはゼロからのスタートということで前向いてやっている。全く誰1人悲観している選手はいない。もちろん危機感は持ってますけど」と話している。

   4月に就任した西野監督にとって初陣だが、W杯前最後の国内戦であることとガーナのコンディションに鑑みれば、勝利は至上命題だった。まして、「勝てる確率を1%でも上げる」(田嶋会長)と豪語して大会2か月前にバヒド・ハリルホジッチ氏を解任したのは、他ならぬ日本サッカー協会だった。

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