「私のクビを取ることが、責任だという風には...」
こうした記者の質問に理事長は、「今回のようなプレーが2度起きないように、とくに指導者に対してフェアプレー遵守の精神について、もう1度指導を徹底したい」と説明。続けて、
「また、フットボールは非常に危険なスポーツとの誤解が広まってしまったことについて、誤解を解くための告知や啓発活動に専念していきたい。それが、我々が取るべき責任ではないかと思っております」
との見解を語った。だが、この回答に記者は納得しなかったのか、会見終了を伝える司会者の発言を遮る形で、
「すみません、例えばなんですけど、理事長の方が辞任するとか、ありえないんでしょうか」
と迫った。
これに理事長は「私のクビを取ることが、責任だという風には思っておりません」と笑いながら回答。また、専務理事の男性は、
「いま理事長がおっしゃったように、きちっとこの問題について解決していくことが、我々理事の責任だと思っております。ただ、関東学連が主催した試合で起きたことが、大きな波紋を広げてしまったことは事実です」
と補足。今後、タックル問題に対する関東学連の対応について、理事会の中で振り返りを行う予定だと付け加えた。