「はまる」の言葉もネガティブに? 広がる共感と「流行語入り」説

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   日大アメフト部で、内田正人・前監督による精神的に圧力をかける指導について、選手らが「はまる」と表現していた――

   関東学生連盟の会見で出たこんなエピソードを受け、「はまる」の表現に注目が集まり、見出しに使うスポーツ紙記事(ネット版)も相次いだ。ツイッターでも、「はまる」のキーワードを取り上げ、「(日大アメフト部だけでなく)会社でもある」と指摘する声が続出した。

  • 問題の悪質タックルの場面(提供:関西学院大学)
    問題の悪質タックルの場面(提供:関西学院大学)
  • 問題の悪質タックルの場面(提供:関西学院大学)

圧力をかける指導

   危険タックル問題で2018年5月29日夜に会見を開いた関東学生アメリカンフットボール連盟は、日大アメフト部で内田前監督が選手を名指しで酷評し、圧力をかけていた実態があったと明かした。選手らは、その対象となることを「はまる」と呼び、その被害経験者らは「地獄だった」と異口同音に語っていたという。

   この会見を受け、「『はまる』と地獄」(スポーツニッポン)、「圧力指導を『ハマる』と選手が呼称」(デイリースポーツ)、「厳しい指導は通称『はまる』」(サンケイスポーツ)、「日大アメフト部の悪習『はまる』状態だった宮川選手」(日刊スポーツ)など、見出し(ネット版)に「はまる」を使うスポーツ紙報道が相次いだ。

   ツイッターユーザーでも、「はまる」が気になった人が多かったようで、

「『はまる』の内容は『みそぎ研修』そのものだ。いまでもやってるトンデモ企業はある」
「昔の、ある職場で私も経験したことと同じだ」
「前の職場でこれと同様の晒し行為をされてた」
「前職の解体屋でも同じ現象あったな」

と、日大アメフト部のような「はまる」現象が、会社・職場でもあったとする証言も多かった。中には、

「今年の流行語は『はまる』だな」

と予測する人もいた。

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