人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターが描かれたマンホールが、何者かによって故意に傷つけられたことが分かった。設置先の静岡県沼津市の担当者が2018年5月28日、J-CASTニュースの取材に明かした。
マンホールは18日に市内9か所に設置されたばかり。それだけに市の担当者は、「全く想定していなかった事態で、非常に残念です」と声を落とす。
設置9日でトラブルに
「ラブライブ!サンシャイン!!」は、スクールアイドル「Aqours(アクア)」のメンバー9人の活躍を描いたストーリー。沼津市内浦地区にある架空の高校「浦の星女学院」が舞台で、多くのファンが「聖地巡礼」に訪れている。
騒動が起きたマンホールは、民間企業や市、アニメ制作会社らが連携したプロジェクトの一環で設置されたもの。制作のためクラウドファンディングで18年1~2月にかけて資金を募り、最終的には目標金額を上回る約3400万円が集まった。
各メンバーのイラストが描かれた9枚のマンホールのうち、傷がつけられたのは沼津駅近くの緑道に設置された「渡辺曜」のもの。市水道総務課の担当者によれば、騒動は設置からわずか9日後の5月27日に起きた。
「何者かがマンホールに傷をつけている様子を近くの住民が目撃し、市の方に連絡がありました。この日のうちに職員が様子を確認しましたが、確かに細かい傷がキャラクターの顔の部分につけられていました」
傷は細い線のようなもので、近づいて見ないと分からない程度だという。だが、設置直後に起きた思わぬトラブルに市担当者は、
「正直、まさか悪意をもってマンホールに傷をつける人が出るとは思いませんでした。全く想定していなかった事態で、非常に残念に思っております。私たちとしても、皆さんに喜んで頂ければと思って企画に協力してきたのですが...」
とショックを受けた様子だった。