「どんな謝罪をもっても許されないことだと...」
さらに安住さんは、TBS時代の川田さんの様子について「仕事のやり方が少し強めだったことで、少し(アナウンス室で)孤立していた時期があって」と明かす。当時、自身も周囲の同僚から浮いた存在だったという安住さんは、
「そのとき、まだ生きていた頃の川田が、夜中に俺のところにやってきて、『安住さん、私も孤立してしまいました。私と組みませんか?』って突然言ったんですよね。たぶん、川田は俺に甘えに来ていただけだと思うんだけども...。
でも、俺は俺で何か、『お前とのやり方は違う。お前は自分のやり方で仕事が煮詰まったんじゃないか』と少し突き放してしまった。そこに対しての後悔がものすごくあって。その後結局、彼女は自殺してしまうんだけど、本当に、その時のことを後悔しています。川田さんのことを大事に思っていた人には、申し訳なく思っています」
と、ときおり言葉を詰まらせながら語る。川田さんが亡くなったのは、TBS退社の約1年後だった。
「そして、川田さんのことを大事に思っていた人には、申し訳なく思っています」。そんな謝罪の言葉を続けた安住さんは、
「勝手にね10年経ってこんなことを言われてもって思うんだけど。これは本当に...(5秒ほど言葉に詰まる)...、どんな謝罪をもっても許されないことだと思ってて。俺が、この放送局のアナウンサーを続けている限りは...、川田のことを考えてあげたいってずっと思ってるんです...!!」
と、嗚咽まじりの涙声で絶叫。「(川田さんは)非常に可憐な女の子なんですけども、そしてとっても性格は強気なんですけど。さみしがり屋のところがありましたので、ぜひ、たまに思い出してやってください」ともリスナーに語りかけた。