2018年5月6日に行われた日本大と関西学院大のアメリカンフットボール定期戦で、日大の選手による危険タックルで負傷した関学大のクォーターバック(QB)が、5月27日の関西大との試合の第2クォーターから途中出場。実戦復帰を果たした。
試合後には、報道陣の取材を受けた。タックルした日大の選手から直接謝罪を受けたことについて問われると、しばらく沈黙した後に「すごい心苦しい...(日大の選手が)かわいそうと感じた」と話した。また、日大アメフト部の内田正人前監督らによるタックルの指示はあったと思うかとの質問に対しては、回答を避けた。
関学大QBの父の奥野康俊さんは試合を観戦し、ツイッターに「元気な姿で大好きなアメフトをしている姿を見ていると何もかも忘れられます。本当に良かったです」と書き込んだ。
5月6日の試合で関学大QBは、パスを投げ終えて無防備な状態にあるときに背後から日大選手のタックルを受け、倒れ込んだ。これにより負傷退場し、右膝軟骨損傷などで全治3週間の診断を受けていた。