「あ、そう」。野球評論家の張本勲氏(77)が、60年以上の歴史を誇るサッカーの欧州チャンピオンズリーグ(UCL)史上初の偉業に示した反応は、この一言だけだった。
日本時間2018年5月27日未明のUCL決勝で、レアル・マドリード(スペイン)が3連覇を達成。この大ニュースは、試合の数時間後に生放送された「サンデーモーニング」(TBS系)でも速報されたのだが......。
「国内にしか関心がないから」
この日の番組では、レアルが3-1でリバプール(イングランド)を下した決勝の模様を1分以上のVTRで紹介した。このVTRの終わりでは、史上初の快挙に喜びを爆発させる選手、サポーターらの姿も伝えられたのだが、スタジオの張本氏は、
「あ、そう」
と眉一つ動かさずにポツリ。簡素すぎるコメントに、スタジオの出演者からは大きな笑いが起きた。
こうした張本氏の反応には、番組司会の関口宏さんも笑いながら「あ、そうって...」とツッコミ。その後、「御意見番」として出演していた野球解説者の黒木知宏氏が「あっぱれ」を出すと、関口さんは「そうそう、あっぱれだよね」。
しかし、それでも張本氏は無関心な態度を崩さず、
「国内にしか関心がないから。果てしない遠い国のスポーツは、あんまり関心がないから」
と淡々とコメントしていた。