「理事長が出なければ済まない」指摘も
大塚学長は大学においてはナンバー2といわれるが、大学の経営面を担当する理事会ではヒラ理事にすぎない。これに対して、内田前監督は「常務理事」であり、学長よりも上位になる。実質的には、学長はナンバー2ではなく、もっと下位になる。こうした点からも、下位の者が上位にある人物の不祥事を調べられるのか、という根本的な疑問がネット上では多く出ている。
「学長は会社で例えると代表権のない雇われ社長ってことね。つまり田中理事長や内田常務理事の部下ってことですな」
「学長は傀儡に過ぎず、会見しても、何の意味もないだろう」
など、厳しい指摘が相次いでいる。
会見場では、日大のナンバー1である田中英寿理事長の会見予定を尋ねる質問も出たが、学長は「その予定はない」と明言した。
しかし、ネット上でも理事長の会見を望む声は多く、千葉市の熊谷俊人市長もツイッターで
「謝っているのに何故世間は叩くのかと思っているのかもしれませんが、中立な立場で今回の事件を調査・検証し、その結果を踏まえた再発防止策を取ることによって謝罪は受け入れられるので、内田常務理事と同じ主張に立った学長はその資格を失い、あとは理事長が出なければ済まない形になってしまいました」
と指摘した。