日本大学の大塚吉兵衛学長が2018年5月25日に開いた記者会見で、日大の関連会社で取締役を務めている自身の報酬を明かす一幕があった。
ネット上で「そこは言うのかよw」「月額?」「相場なのか?」と話題になっている。
「100万って相場なのか?」
会見では、記者の1人から「株式会社日本大学事業部があると思うんですけど、ここで(アメリカンフットボール部の)内田前監督が取締役をやっているのはご存じか?」と質問が飛んだ。
大塚学長が「私もやっています」と回答すると、記者は「報酬いくらくらいもらっているんですか?」と質問。学長は「報酬ですか?」と返した後、右に視線をそらせた後、「100万くらいですかね」と回答。記者は「ありがとうございました」と質問を終わりにした。
こうした一幕が会見の生中継で放映されると、ツイッターなどインターネット上では
「100万って言っちゃうのw」
「取締役が報酬100万とかアホかw」
「月額?年額?週?」
「この手の騒動、100万って相場なのか?」
「『100万ぐらいですかねぇ』って答える学長も一体なんなんだ」
との声が相次いで寄せられていた。
田中理事長就任後に設立した成長会社
株式会社日本大学事業部は、学校法人日本大学が全額出資する同法人の関連会社だ。日大・田中英壽理事長の就任翌年にあたる2009年7月に開設準備室を設置し、10年1月に設立した。日大生向けの保険販売から事務用品の販売、大学オリジナルグッズの企画・販売まで、多種多様な事業を手がける。
大学のほか全国に附属校を展開している日大にとっては、巨大な一大市場だ。日刊ゲンダイの24日付(ウェブ版)記事によると、売り上げは年々増え続け、17年は約70億円。13年からみて、約9倍もの成長を遂げたという。