会談中止は「意外で、非常に残念に考えざるを得ない」
だが、中止を受けて5月25日に発表された金桂冠(キム・ケグァン)第1次官の声明では一転。崔次官の声明について
「事実上、朝米首脳の対面を控えて一方的な核廃棄を圧迫してきた米国側の度の過ぎた言行が招いた反発にすぎない」
などと釈明しながら、首脳会談中止の決定を
「朝鮮半島はもちろん、世界の平和と安定を願う人類の念願に合致しない決定だと断定したい」
「意外で、非常に残念に考えざるを得ない」
などと惜しんだ。
米国への秋波も露骨だ。
「われわれはトランプ大統領が過去のどの大統領も下せなかった勇断を下して首脳の対面という重大な出来事をもたらすために努力したことについて依然として心のうちで高く評価してきた」
などとトランプ氏を称賛し、会談の落としどころのメドをつけていたことも明かした。
「また、『トランプ方式』というものが双方の懸念を共に解消し、われわれの要求条件にも合致し、問題解決の実質的作用をする賢明な方案になることを密かに期待したりもした」