メンバーだった山口達也さんが欠け、TOKIOが4人組になって初めて収録された「TOKIOカケル」(フジテレビ系)の放送があった。
山口さんの話題は出なかったが、ファンの中には、ゲストのヒロミさんが話す内容が、山口さんへのメッセージになっていると受け止め、ツイッターで「ちゃんと達也さんは観たんだろうか」と気にかける人もいた。
テーマは「ターニングポイント」
トーク番組「TOKIOカケル」の2018年5月23日放送回のゲストは、タレントのヒロミさんだった。10年ほど芸能活動から離れていた時期もあったが、復帰後は出演番組も増え、今ではすっかり、「売れっ子」の座に返り咲いている。
番組は、事務所を契約解除となった山口さんが欠け、初めて4人で収録した回だ、という点には触れずに始まった。ヒロミさんは、メンバーが気になるテーマについて、次々とトークを展開。「結婚」や「子供」のあと、国分太一さんが選んだテーマは「ターニングポイント」だった。
国分さんはこれまでに、自身が司会を務める複数の番組で、初回ゲストとしてヒロミさんが出演してくれたと振り返り、自身の「ターニングポイント」でヒロミさんが助けてくれたと感謝した。続けて「今日もヒロミさんが出てくれた」と話した。直接の説明はなかったが、この放送回が、5人のTOKIOが4人になった初めての回であるという「ターニングポイント」であることに間接的に触れたとみられる。
「落ちぶれたかどうか、は他人が決めるんじゃない」
ヒロミさんは自身が一時、芸能活動から離れていた頃、周囲から「いろいろ言われた」そうだ。しかし、
「芸能人しかやってないから、(他の仕事では)何も生きられないとかって言うじゃない?でも全然そんなことない。生きられるから」
と話した。自身は、芸能界とは別の仕事で経済的にうまくいっていたという。さらに、
「(芸能界を離れて)落ちぶれたかどうか、は他人が決めるんじゃない。ちゃんと生きてたら、それで全然アリ」
と続けた。また、仕事だけでなく、「趣味や遊び」を持つことで気持ちに余裕ができるとも指摘した。
真面目な話が続いたせいか、ヒロミさんは「ここカットで」とおどけ、
「今日は(TOKIOの)お前たちに伝えたかったから」
と、仮に放送されなくても、メンバーの面々に話したい内容だったのだと説明した。国分さんらメンバーは、神妙な表情で聞き入っていた。
「ちゃんと達也さんは観たんだろうか」
ヒロミさんの話は自身に関する内容だったが、契約解除となって芸能界から離れた山口さんに向けたメッセージだと受け止めた人も多かったようで、放送後、ツイッターでは、
「ヒロミの言葉は山口達也に向けて語っているんだろうねぇ」
「経験者だからこそ言える発言、届けたいのは山口達也さんだと思った」
「ちゃんと達也さんは観たんだろうか......。TOKIOの4人を通してあなたへのメッセージだよ、ヒロミさんの言葉は」
といった声が寄せられていた。
「TOKIOカケル」は、山口さんが強制わいせつ容疑で書類送検されたことを受け、4月末の放送は中止となった。その後の数回は、収録済の映像から山口さん出演部分をカットして放送していた。