青島氏は「彼らを信じたい」
もちろん青島氏は番組の中で、今回の指導方法については「こんな荒っぽいことをさせて本当に育つのかどうか、(2人が)そこを考えていたかが問題です」などといった苦言も呈している。
ただ、井上コーチが相手選手に「けがをさせる意図はなかった」と会見で否定したことについて、出演者から「ウソではないか」との指摘が出た場面。そこで青島氏は、「私がこだわりたい点、言いたいことは1点だけです」と切り出し、
「(2人は)本当に選手に『けがをさせてこい』という目的で送り出していたのか。その点について言うなら、そういう解釈もできる言葉だったけれども、もしそれだったらスポーツマンではない。だから、その1点についてだけは、私は彼らを信じたい」
と声を荒らげて主張。その上で、「私がどう思われてもいいですし、決してこのプレーとかやり方を擁護する気はないんです」と続け、
「私は根本的に、彼ら(内田氏と井上コーチ)がスポーツマンの立ち位置でやってるということは疑わないで見て行きたいと思っている」
と訴えた。
はたして、このように監督やコーチの心情に一定の理解を示した青島氏は、今回の緊急会見のどこに「光」を見出したのか。その理由については、「ビビット」に続いて出演した同日放送の「ひるおび!」(TBS)の中で、次のように説明していた。
「全く許されないプレーです。野蛮、蛮行そのものでしょう。ただ、監督とコーチも許されないと思うんだけれども、自分のところの選手の成長を願っていたということだけは、擁護をするわけではないんだけど、あの会見の中でちょっとした『光』として見えた気がしました」