危険タックルが「大炎上」社会問題に 日大「不誠実」対応の全記録

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広報への電話は繋がらない状態に

   その後、一部で監督・コーチによる「反則指示疑惑」が報じられたため、J-CASTニュースは16日に再び日大広報に取材。だがこの時も、先日と同じ担当者は、

「報道は事実ではないので、大変困惑している。監督やコーチが、ああいったプレーをしろと指示した事実はない。そんな指示を出しても、仕方がないでしょう」

と否定を繰り返していた。

   17日、関学の抗議に対する日大の回答が公表された。日大側は「意図的な乱暴行為を行うこと等を選手へ教えることは全くございません」として、「指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが問題の本質」と主張した。この回答書で初めて、内田氏の名前が登場する。

   事態が大きく動いたのは19日。これまで公の場に顔を見せなかった内田氏が、負傷した関学選手や保護者らに直接会って謝罪。その後、大阪国際空港(伊丹空港)で報道陣の取材に初めて応じ、監督を辞任することを表明した。

   このとき、内田氏は日大が運動競技で用いるスクールカラーの「ピンクのネクタイ」姿。さらに、関西(かんせい)学院大学を「かんさい―」と言い間違えるなど、謝罪に対する姿勢も問題視された。また、日大常務理事の職の進退を報道陣から問われた際には、

「それは違う問題」

と一蹴。反則指示の有無についても繰り返し問われていたが、内田氏は「文書でお答えする」と話すにとどめた。

   21日には負傷した関学QB側が大阪府警に被害届を提出。この動きを受けて、日大には多くの報道陣が集まったが、デイリースポーツ(ウェブ版)の報道によれば、取材にはなぜか守衛の男性が対応。「(広報対応は)『物理的に無理』とのことです」と告げたという。

   実際、J-CASTニュースでは18日以降、日大広報部に取材依頼のため繰り返し連絡を試みているが、23日夕までに電話が繋がったことは1度もない。

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