「何のための大学なんだ」
竹山さんは、指示を受けていたとはいえ、宮川選手のプレーは「ダメなことなんで、反省しなきゃいけない」と責任について触れながらも、
「けど、きちっと会見が出来たというのは、アメフト選手だからこそ。スポーツマンシップをちゃんと守ったんだなと、すごく尊敬するべきだと思います。一番悲しいのは、これだけの選手にアメフトは楽しくないと言わせたことや、もうやめると言わせたことですよ」
と会見の感想を話し、
「大学がこの子の人生を潰してしまったということが、何のための大学なんだ」
と、教育機関である日大の存在に疑問を呈した。
また、こうした問題が日大だけに限らない可能性についても語り、
「全国の体育会系、もしかしたら中学、高校もそうかもしれない。指導の仕方が時代とだいぶズレている問題が起こっているので、そういうことを考えていかなきゃいけない時期に入ったのかな」
と、学生の部活などにおける指導の在り方全般についても問題提起した。
竹山さんは全体でアメフトファンとしての立場を強調し、この騒動が日本でアメフトを牽引してきた日大によるものであることについて、
「ものすごくイライラしている」
「アメフトに対する冒涜」
と厳しい言葉を投げかけつつも、最後には
「アメフトってね、面白いんですよ。ルール複雑だと思うかもしれないけど、見てても面白いし、やっててもきっと面白いんですよ。それが社会的に誤解を招いたようになっちゃってるから、それを、違うんです皆さんと、アメリカンフットボールほど面白いゲームはない。印象に捉われず、もう一回ちゃんと見てみてください」
と語った。