アンチスレ住民も「泣いた」
だが、その約2時間後。あるユーザーが、栗城さんの死を最も早く伝えた現地紙「ヒマラヤタイムズ」の記事を紹介すると、スレの住民たちの反応は一変した。「えっ‥」「マジなの?」「どうすんだよこれ...」――。
このように、突然の訃報にショックを受けた様子の住民たち。彼の活動を批判・揶揄するアンチのユーザーが集うスレにもかかわらず、栗城さんへの追悼の言葉が相次いで寄せられたのだ。
「叩けない淋しさを知った。ありがとう栗城」
「こんなに早く、突然に終わりが来るとは思わなかった」
「何も死ぬなよなぁ 泣いた人も何人かいたし俺もさっき泣いた」
「無事に下山して叩かれてこその栗城だろうが 死んだら元も子もないだろ...」
結果として、この日の栗城さんのアンチスレには、悲しみのコメントや過去のエピソードを振り返る書き込みなど、あわせて3000件以上ものレスが寄せられた。また、栗城さんの訃報があった直後に立ったスレのタイトルには、
「いままでありがとう」
の言葉も添えられていた。