恒例のAKB48グループの選抜総選挙(2018年6月16日開票)の投票開始まで10日を切る中、海外勢が躍進する可能性が出てきた。18年は10回目の開催で「世界選抜総選挙」をうたって台湾・台北の「TPE48」やタイ・バンコク「BNK48」の姉妹グループメンバーが参加する。
5月19日に立候補メンバーによる「政見放送」にあたるアピール動画がユーチューブに公開されたのだが、どういうわけか、再生回数上位10人中7人をBNK48のメンバーが占めている。
タイ語、日本語、英語の3か国語で意気込み
アピール動画は立候補した339人が1~2分間で総選挙への意気込みを語る内容。5月19日午後に動画配信サービス「SHOWROOM」で公開され、同日20時にはユーチューブでも掲載が始まった。それからおよそ1日半が経過した21日正午時点で、多く再生されたメンバーの多くが、10人しか立候補していないBNKのメンバーなのだ。
最も再生回数が多かったのは、BNKキャプテンのチャープランさん(22)の動画で、約21万回。タイ語、日本語、英語の3か国語で、
「BNK48の名前をステージで呼ばれるために、全力で頑張りたいと思います!」
と意気込む内容だ。次に多かったのが16万回のBNK48・ミュージックさん(18)。全体で3番目、国内勢で最も多かったのがHKT48の宮脇咲良さん(20)で14万回。目の前の大型ファンから強風を受けながら、
「今年、宮脇咲良には逆風が吹いています!この風に立ち向かい、1位をつかみたいです!」
と声を張り上げた。
4~7位もジェニスさん(17、12万回)、サッチャンさん(14、9.8万回)、伊豆田莉奈さん(22、9.2万回)、カイムックさん(20、8.8万回)とBNKが続いた。伊豆田さんは17年の東京のAKB48からBNKに移籍した。9番目に多かった大久保美織さん(18、8万回)もBNKに所属。タイで行われたオーディションに合格した「現地採用」組だ。8位と10位は国内勢。ユーチューバーとして知られるNMB48の吉田朱里さん(21、8.2万回)と、NGT48の中井りかさん(20、6.8万回)だった。