登山家の栗城史多(くりき・のぶかず)さんが2018年5月21日、自身8度目となるエベレスト登山中に死亡したことを受けて、彼の活動を支援してきた企業からも追悼のコメントが出ている。
11年から支援を続けている江崎グリコは、特設サイト上で「チャレンジの途中でこのような結果となってしまったことが、とても悲しく残念でなりません。謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。
Abemaは番組中止「栗城さんから応援依頼を頂き...」
江崎グリコは栗城さんの活動を紹介する特設サイトを運営しており、5月18日にもエベレストでの様子を紹介。現地で体調を崩していたという栗城さんを心配しつつ、
「現地では、グリコのパワープロダクションやDONBURI亭を活用頂いております。グリコ商品が少しでも力になれば、嬉しいです!何よりも安全第一で!皆様、栗城さんのアタックを応援しましょう!」
との思いを書き込んでいたばかりだった。
また、17年から支援を始めたリクルートも、訃報を受けて「いまだに信じられない気持ちです」とツイート。その上で、
「前回のチャレンジより応援させていただいており、社内の講演会でもたくさんのメンバーたちが勇気をいただきました。多くの方々も力をいただいていたと思います。残念で仕方がありません。ご冥福をお祈りいたします」
と悔やんだ。
また、21日夕から登頂の様子を生中継する予定だったインターネットテレビ「Abema TV」は、訃報を受けて番組の放送を中止。局の公式ツイッターで、
「登山家の栗城史多さんがエベレスト下山中にお亡くなりになりました。栗城さんから応援依頼を頂き、ご準備されていた映像の同時生中継を我々も予定しておりましたが、叶わない結果となりました。ご逝去を悼み、ご冥福をお祈り申し上げます」
とのコメントを発表した。