講談社「買わないで」まんだらけ「非は出版社」 「愛と誠」原画落札、議論は平行線

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まんだらけ「弊社を責めるような文章は、幼い責任転嫁」

   一方、まんだらけは5月12日深夜、公式サイトで「事実関係をまず記載しておきます」などと声明を発表した。

   声明では、オークション前になかやす氏の代理人と講談社側から打診を受け、4月29日に「『愛と誠』の原稿を完全に管理をされているならば、紛失原稿がその15枚だけなのかを確認して連絡をいただけますか?」と代理人に返答したが、回答はきていないとした。

   「弊社といたしましては遵法の精神にのっとりまして営業を重ねておりますので今回の件が問題になること自体に違和感があります」とも主張。「出版社様サイドから流出したものであればそれは出版社様の問題であ」ると、訴えた。

   さらに週刊少年マガジン編集部の声明も紹介した上で、「仰っていることが事実なら明らかに非は出版社様にあります」とコメント。その上で

「本当に反省されておられるのなら、そしてその原稿が今回の出品物であったならその責務を果たすためにオークションで落札して作者様にお返しすべきではなかったのでしょうか。時間的な余裕は充分あったはずですし、お申し出があれば弊社は協力していました」

と訴えた。

   「それを何の非もない弊社や購入者を責めるような文章は、幼い責任転嫁以外の何物でもない」と強く主張した上で、原画の描かれた1970年代は「作家対出版社という構図の中では、作家の命である原稿は一部ないがしろに扱われていたのも事実です」と持論を展開。「同じ組織にある方たちですから『昔の人のやったことは関係ない』とは言えないのではないでしょうか」と訴えた。

   こうして注目を集めたまんだらけの声明について、同社広報部は21日のJ-CASTニュースの取材に

「こちらの発表文がすべて。これ以上、個別にお答えすることはできない」

と回答するのみ。講談社の広報部も「(声明に)コメントはありません」としている。

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