就寝前に「イマジナリーフレンドとしゃべっている」――。社会学者の古市憲寿さんが2018年5月20日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)でそう語り、番組の共演者から驚きの声が続出した。
古市さんは「え?そんなにヤバいことなの?」と戸惑い気味だったが、ネット上には「ふつうにいるよ」など共感の声もみられる。
「イマジナリーチャイルドをつくればいい」
番組では、タイのWBCスーパーフライ級王者のシーサケット・ソールンビサイさん(31)が失恋のショックで今夏に予定していた試合を延期すると報道。2017年9月に14年の付き合いの末、プロポーズしていたが、相手の女性が18年5月10日、SNSで決別を記すとともに、他の男性と仲良く写っている写真をアップしたという。
このニュースを受けて、出演者の話は思わぬ方向に広がることになった。古市さんが「別れても、死んだわけじゃないでしょ」とコメント。その上で、「スゴイ好きになった人がいたとして、別れるじゃないですか。イマジナリーチャイルドとか頭の中につくればいいじゃないですか」と持論を述べた。イマジナリーチャイルドとは?――出演者にそんな疑問が湧いたのだ。
古市氏は「あの人と結婚して子どもを作っていたらこうなるかな」と説明した。空想することで脳内に作り出す想像上の子どものことだというが、番組出演者からは「余計にさみしくないですか?」など、まったく共感してもらえず。古市さんは「幸せだった場合のイマジナリーチャイルドはこうかな、とか。その場合の人生を想像したりします」と話した。
番組ではさらに、イマジナリーチャイルドの話が続いた。古市さんと親交の深いタレントの千秋さんが
「古市くんはそもそも、イマジナリーフレンドとか想像上の友達がいっぱいいて、毎日夜しゃべっているんですって」
と暴露したのだ。
「自分もいるけどおかしなこと?」
古市さんはイマジナリーフレンドについて「夜もう寝ようかなと思う時、眠りに落ちる前、しゃべり相手がいないじゃないですか。だからイマジナリーフレンドとしゃべっている。頭の中に何人かいて...」と打ち明けた。話す内容は「色んなことがあるじゃないですか」という。
千秋さんはさらに「いつも同じ人なんです。名前、あったでしょ?」と明かし、他の出演者からも「名前を教えて」と質問攻めにされると、古市さんは
「え?そんなにヤバいことなの?誰もいないですか?イマジナリーチャイルド」
と動揺を隠せず。イマジナリーフレンドをもつ人は出演者に1人もいないようで、松本人志さんは「今、お台場で一番やべえヤツじゃない?」とツッコミを入れていた。
ツイッターなどインターネット上では、「古市さんヤベ~イマジナリーフレンドと寝る前話てるらしい」「イマジナリーフレンドって言葉、初めて聞きました」との声が上がる一方、
「古市さんとおんなじ? 私にもイマジナリーフレンドおったなぁ」
「イマジナリーフレンドっていうの自分もいるけどおかしなこと?」
「え、ふつうに友達いるよ頭の中に いつも色々相談してるもん」
と共感の声も少なくなかった。実際、千秋さんも番組放送後にインスタグラムで「古市くんには何人もいるというイマジナリーフレンドですが、そのようなお友達って、実は妹にはいました」と明かしている。
ちなみに古市さんは「フレンド同士が(キスを)することはあるかもしれない」などとも語り、「今ひとつレベル上がったよ」「パペットマペットやん」と出演者を驚かせていた。