女優で日本舞踊家の朝丘雪路(本名、かとう・ゆきえ)さんが亡くなった。82歳だった。2018年5月19日から20日にかけ、各メディアが「4月27日に死去していたことが分かった」と伝えた。
テレビ出演も多かった朝丘さんの訃報に、ツイッターでは悼む声が相次いだ。あらためて「お嬢さまエピソード」に注目する人たちもいた。
小学校へ人力車で通学
朝丘さんは、宝塚歌劇団を経て1955年に映画デビュー。女優だけでなく歌手としても活躍した。66年からは10年以上にわたり、日本テレビ系の深夜番組「11PM」へのレギュラー出演でも人気を博した。最近は、アルツハイマー型認知症のため療養生活を送っていた。
日本画家の父、伊東深水に溺愛されて育った「お嬢さまキャラ」でも知られ、数々の「お嬢さま」エピソードは、本人だけでなく、夫で俳優の津川雅彦さんや、娘で女優の真由子さんもテレビなどで語っていた。
今回の朝丘さんの訃報を伝えるメディア(ネット版)の中にも、「『お嬢さまキャラ』で愛され...(略)」(産経ニュース)、「お嬢様で天然...(略)」(スポーツニッポン)と、「お嬢さま」を見出しに使うところがあった。記事中では、小学校へ人力車で通学した、「結婚するまで自分でお金を支払って買い物をしたことがなかった」(スポニチ)といった話が紹介されていた。
ツイッターでも、
「朝丘雪路さんのお嬢さまエピソードの数々に、あらためてびっくりしている」
「朝丘雪路さんのお嬢さまエピソード好きだったなあ」
「魚に骨があるのを知らなかったエピソードも好き。お手伝いさんが逐一取ってくれるから」
といった話に触れつつ、冥福を祈る人が相次いでいた。