2018年5月18日放送のNHK「あさイチ」が、ネット上で物議を醸している。
この日は女優・樹木希林さんがプレミアムトークコーナーに生出演。その中で、視聴者から寄せられたメッセージのひとつとして、こんな質問を取り上げた。
「うら若き頃、ドラマで森繁久彌さんとの共演が長かった希林さんですが、お尻を触られませんでしたか?」
「コミュニケーションのひとつ」
質問を寄せたのは70代の男性で、近江友里恵アナウンサーが読み上げて紹介した。
森繁久彌さんといえば、昭和を代表する国民的俳優の一人。文化勲章をはじめ数々の栄誉に輝き、2009年の没後には国民栄誉賞も受賞している。数々の功績を残した一方で、女性への「お触り」や「下ネタ発言」が多かったことでも有名だ。「徹子の部屋」初回放送で司会・黒柳徹子さんの胸をなでたエピソードは、もはや伝説となっている。
樹木さんは視聴者からの質問に対し、
「森繁さんはきれいな女優さんだったらすっと(お尻を)触るのね」
「年取って90近くになっても、誰彼構わず触っていましたね。元気でしたよ」
などと淡々とした調子で語りつつ、「私はまったく触られたことはないです」と答えた。
これを受け、司会の博多大吉さんは「コミュニケーションのひとつというか、ポン、という感じですかね」とコメントし、あくまで森繁さん流のコミュニケーション術だという見方を示したが、樹木さんは「うーん、やっぱりムラっとくるんでしょうね」とズバリ。これには博多華丸さんも「確信犯じゃないですか!」と思わずツッコミを入れた。