西城秀樹さん、香港からも追悼 現地ではスーパースターではなく「超スーパースター」だった

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   63歳で急逝した西城秀樹さんを悼む声は、海外にも広がっている。西城さんは1980年代には香港でも絶大な人気を誇り何回もコンサートを開いた。

   当時活躍した香港のスターに加え、日本アニメの影響もあり、比較的若い層にも訃報は衝撃を広げた。

  • 香港メディアも西城さんを悼む声を伝えている(写真は「明報」ウェブサイトから)
    香港メディアも西城さんを悼む声を伝えている(写真は「明報」ウェブサイトから)
  • 香港メディアも西城さんを悼む声を伝えている(写真は「明報」ウェブサイトから)

香港スターたちも「本当に残念」

   西城さんが1981年にコンサートを初めて香港で開いた際、新聞は「スーパースター」ではなく「超スーパースター」と報じるなど、日本人歌手のアジア進出の先駆けだとされている。香港以外にもシンガポール、北京や広州などでコンサートを開いている。 「傷だらけのローラ」など、香港でカバーされた西城さんの楽曲も多い。

   香港の日刊紙、明報などによると、サミュエル・ホイ(許冠傑)さん(69)とアラン・タム(譚詠麟)さん(67)は、共演するコンサートの記者会見で西城さんの訃報を知らされた。

   ホイさんは、訃報に「えっ、本当ですか?」と驚いた様子。主演映画「悪漢探偵」(1982年)を撮影した際、日本で西城さんと一緒に写真を撮ってもらったことを「嬉しかった」と回想。ホイさんはミュージシャンとしても知られたが、「コラボできなかったのは本当に残念」と惜しんだ。

   タムさんは、大阪のテレビ局で放送されていた番組で新曲を宣伝した際に共演したことや、西城さんが香港で開いたコンサートで披露した「YMCA」が見事だったことを振り返りながら、「本当に残念」と話した。

   アジアのアニメファンの間にも衝撃が広がった。「ちびまる子ちゃん」には、西城さんをモデルにした「ヒデキ」が登場し、まる子の姉が「ヒデキ」の大ファンだったからだ。「明報」では、西城さんが死去したのが、姉の声を演じた声優の水谷優子さんの命日の前日だったこと、原作者のさくらももこさんがブログに追悼メッセージを載せたことなどを詳細に報じている。

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