トランプ大統領の見解は...
なぜ、同じ音声が人によって違うように聞こえるのか。
フランスの通信社「AFP通信社」の17日の報道では、音響記録・再生技術の研究開発を行う米ドルビーラボラトリーズ主任研究員の見解を紹介。焦点は「周波数」にあるとして、
「中程度の、もしくは高い周波数を強調すると『ヤニー』に聞こえ、低い周波数を強調すると『ローレル』と聴こえるようになる」
と指摘。音声を聞く環境が周波数に影響し、ヤニーに聞こえるかローレルに聞こえるかが変わるのだという。
ちなみに、論争の中心のアメリカでは、すでに「ヤニーVSローレル」問題はグッズにもなっている。拡散のきっかけを作ったクロエさんが18日、自分がどちらの派閥なのかを示すTシャツなどの販売を始めたことを告知したのだ。
18日昼には、米ホワイトハウスまで議論に参戦。イヴァンカ・トランプ氏ら政府関係者が次々と「ヤニー」「ローレル」どちらに聞こえるかを告げる動画を、ツイッターなどで公開したのだ。しかし、動画の最後に登場したトランプ大統領は、
「I hear covfefe」
とポツリ。
「covfefe」とは、トランプ氏が17年5月にツイートした謎の単語。「coverage」のミスタイプとみられ、揶揄の対象としてSNSを中心に大きな話題を集めた。いわゆる自虐ネタで、騒動にオチをつけた形だ。