皆さん、こんにちは。ジャーナリストで法政大学社会学部メディア社会学科准教授の藤代裕之さんのもとで、目下「ネットニュースの課題」を勉強中のJ-CAST名誉編集長・山里亮太です。
前回のラジコの回(【4】ラジコが起こした革命)は目からウロコでしたね。まさか"買収話"までつながるとは......。やっぱり、藤代先生はすごいです。
いよいよ5回目は、炎上ビジネスの"終わり"について。燃やすだけ燃やしてさようならする"あの軍団"にはどう立ち向かえばいいのか。僕の日頃思っている"疑問"からスタートです!
これまでの記事もチェック↓
【1】「文字起こしニュース」を根絶やしにしたい
【2】ネット軍団と共存するには
【3】テレビのネットアレルギー
【4】ラジコが起こした革命
芸能人とレポーターの関係
ジャーナリストで法政大学社会学部メディア社会学科准教授の藤代裕之さん
山里:僕思うんですけどね、炎上させてアクセスが増えて金がもうかる。でも、その先にある、"燃えた人たち"に対する冷たさって、なんだろうかと。燃やすことで金を儲けているなら、僕らはビジネスパートナーなんじゃないかと思うんですよ。
そのパートナーが1回燃えて、燃えカスになったら、次の人を探すというのは、結果的に自分たちの首を絞めていくんじゃないかと思うんです。
藤代:「焼畑」ですよね。芸能界を焼畑していますよね。
僕が、ワイドショーとか観ていて面白いなと思うのは、芸能人とレポーターの方の関係です。持ちつ持たれつですよね。忖度があるのかもしれませんが、お互いがウィンウィンにならないと、どっちも損するんです。
山里:そうですね。よく分かります(笑)。