海外で流行の「デオドラント・チャレンジ」に注意呼びかけ 肌に傷残る人も

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   YouTubeやSNSの発達のせいか、いくつもの危険な「チャレンジ」が生まれ、そのたびに危険性が指摘されてきた。液体洗剤の容器を口の中で破裂させる「タイド・ポッド・チャレンジ」、鼻から吸い込んだ避妊具を口から引っ張り出す「コンドーム・チャレンジ」などがそうだ。

   今回流行の兆しを見せている「デオドラント・チャレンジ」は、至近距離から肌にスプレーを吹き付け、どれだけ耐えられるかを競うというもの。2018年5月4日に英国の女性がフェイスブックに投稿したのをきっかけに、様々な海外メディアが注意を呼びかけている。

  • 海外発の危険な「チャレンジ」また(画像はイメージ)
    海外発の危険な「チャレンジ」また(画像はイメージ)
  • 海外発の危険な「チャレンジ」また(画像はイメージ)

凍傷起こし火傷なみの跡は「インスタグラムよりも長く残る」

   英女性の投稿によると、投稿の3週間前に「チャレンジ」をした娘は腕に2度の「火傷」を負い、大きな跡が残っているために皮膚の移植が必要な状況なのだという。投稿に添えられた画像は回復する様子を追っているものと思われるが、みずぶくれが痛々しく残ったままになっている。

   YouTube上でも複数の動画が確認可能で、10代前半とみられる子供が自身の腕にスプレーを押し当てる動画がある。13年に投稿された動画ではそれを何度も繰り返して腕に赤い跡が残ったと話す少年が「絶対にやらないで」と悲痛な面持ちで伝えていることから、数年前から密かに流行していたようだ。

   このチャレンジについて、米ユタ大学は17年6月8日に公開した記事で、「デオドラント・チャレンジ」は肌の温度を急激に下げて凍傷を起こし、火傷のような状態になる警告。

「スプレーを吹きかける時間によって、子どもたちは自分自身に対して1度、2度、ときには3度の火傷を効果的に与えることができる」

という皮膚科医のコメントを引用しながら、「インスタグラムへの投稿よりも長い期間残る可能性がある」と皮肉り、傷跡が残る可能性もあることから決して真似しないように呼びかけている。

   14日時点ではYouTube上に日本人による動画は見られない。

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