亡くなった歌手の西城秀樹さんのベスト盤CDなどが人気を集め、アマゾンの歌謡曲ランキングなどで上位を独占する事態になっている。
「Y、M、C、A~」。西城さんが63歳で亡くなったと2018年5月17日昼ごろに報じられ、テレビでは、「YOUNG MAN」などの大ヒット曲が繰り返し流されている。
歌謡曲上位20のうち15が西城さんのCD
それで、久しぶりに過去の曲を聴きたくなる人が続出したらしい。
「ゴールデンベスト・デラックス 西城秀樹」「心響-KODOU-通常盤」...。アマゾンの歌謡曲売れ筋ランキングでは、17日夕現在で、1~9位まで西城さんのCDがすべて占めている。上位20のうち15まで西城さんのだ。ミュージック全体のランキングでも、「ゴールデンベスト・デラックス」が6位に着けるなど、上位20のうち2つが入った。
さらに、西城さんら「新御三家」への関心も強まり、郷ひろみさん(62)のベスト盤CDも歌謡曲で12位にランクインするなど、同世代のアイドルらのCDまで売れるようになっている。
また、ヤフーオークションなどでも、西城さんのCDなどが次々に売りに出され、人気を集めていた。
西城さんのベスト盤CDを出しているソニー・ミュージックダイレクトは17日、担当者がその売れ行きについて、J-CASTニュースの取材にこう話した。
「ニュースが流れて、午後からオーダーが殺到しています。ベスト盤2タイトルのうち、3枚組が1500枚、1枚だけのが2000枚、注文が入っていますね。しかし、倉庫にそれぞれ数十枚しかなく、明日出荷してもすぐに在庫がなくなってしまいます。来週ぐらいにオーダー分を出荷できるよう手配しますが、しばらく注文の殺到が続くでしょう。追悼CDなどの新しい企画は、権利関係などがありますので、まだ話には出てきていません」