OBも「初めて見た」悪質行為
監督から選手に指示があった――。宍戸氏の他、複数の日大アメフト部OBからもそんな証言が上がっている。
17日放送の「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)では、日大の内田正人監督から指導を受けたことのあるアメフト部OBの2人が番組の取材に答えた。仮にA氏、B氏とすると、件のタックルについて
「(あれほどの悪質なタックルは)経験もないし初めて見た」(A氏)
「衝撃的というか驚きだった。初めて見た」(B氏)
と意見を述べたという。
A氏はアメフト部の練習について「非常に厳しいが、厳しさの裏には選手思いの一面もあった」、B氏は「スパルタの枠を超えた過度な練習だった」と告白。その上で「(タックルは)監督の指示だったのか?」と質問を受けると、A氏は「(監督がディフェンスに)相手のQBを狙え! 反則してもイイから思い切りやってこいと」話していたそうだ、とコメント。B氏は
「『殺すぐらいやってこい』という指示は昔からあったので、指示があったと思う」
と話したという。
このように監督から指示を受けていたとの証言は出ているが、日大の広報担当者は16日夕のJ-CASTニュースの取材に「監督やコーチが、ああいったプレーをしろと指示した事実はない。そんな指示を出しても、仕方がないでしょう」と否定している。
ツイッターなどインターネット上でも「監督指示」の有無は大きな注目を集めており、
「『監督の指示』があったかなかったは絶対にうやむやにしちゃいけません」
「選手は勇気を持って真実を話して」
「これだけ騒ぎになってる以上、日大側はさっさと会見して後処理すべき」
などの声が寄せられている。