近畿大学アメリカンフットボール部は2018年5月17日、日本大学と予定していた合同練習が中止になったと公式サイトで発表した。
波紋を広げる「悪質タックル」問題を受けて、日大側が中止を申し入れた。近大広報室の担当者は取材に対し、「日本大学から『ご迷惑をお掛けするかもしれないので、辞退したい』との連絡があった」と説明した。
オープン戦の中止も相次ぐ状況
合同練習は6月3日に行われる予定だった。5月17日夕のJ-CASTニュースの取材に応じた近大広報室の担当者によれば、近大アメフト部が日大の施設に出向いて一緒に練習をする予定だったという。
中止の理由について広報担当者は、
「日本大学の方から16日に『ご迷惑をお掛けするかもしれないので、(予定していた合同練習は)辞退したい』との連絡があったので、それを了承しました。こちらから(中止を)申し入れたわけではありません」
と説明した。
今回の問題では、法政大、東京大、立教大が「選手の安全性が担保されていない」などとして、日大と予定していたオープン戦の中止を関東学生フットボール連盟に申し入れ。これを受けて連盟は14日、3試合の中止を決定したと発表していた。
さらに連盟は17日にも、27日に予定していた明治大と日大のオープン戦を中止したことを発表。明大アメフト部は同日、中止の理由について、
「現状に鑑みて、十全な試合運営が期待できないため、中止することといたしました」
と公式フェイスブックで説明していた。