国会に「プリキュア」おじさん登壇 立民議員、異色の首相批判

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過去には「大臣はピカチュウ」談義も

   発言はニュースサイト「ガジェット通信」などが報じ、大手まとめブログでも拡散されるなど、ネット上で話題になった。もっとも、ツイッターの反応は「プリキュアおじさんが国会にもいるんですねぇ」「国会でプリキュアを根拠に話をするって恥ずかしくないですかね」などといささか冷ややかだ。

   ところで、国会で「プリキュア」のようなアニメや特撮作品を引き合いに、政治についての議論が交わされるのは、これが初めてではない。

   たとえば2004年には五十嵐文彦衆院議員が時の小泉純一郎首相(以下、肩書きはいずれも当時)に、巨大な日本郵政公社を「ウルトラマン」にたとえて、

「ウルトラマンを人間に変身させようというわけですが、ウルトラマンのサイズのまま、身長40メートル、体重何万トンというんですが、そのまま人間になられても困る」

と民営化に際しての適切な事業分割を求めた。

   最近では2016年、大西健介衆院議員が評論家・常見陽平さんの著書を引用する形で、

「常見陽平さんという方が『僕たちはガンダムのジムである』という本を書いているんですね。私はガンダム世代なので、これはすとんとくるんですけれども......」

と、「普通の人」のための働き方改革を「ガンダム」にたとえて論じた例がある。

   変わったところでは1999年、山本孝史参院議員が、年金問題について丹羽雄哉厚相に質す中で、こんな珍言を残した。

「私は、丹羽大臣は、今アメリカで大フィーバーしているポケモンのような感じで思っているのです。ピカチュウじゃないかというぐらいに私は期待を申し上げている。ぜひ頑張ってください」
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