2018年4月にNGT48を卒業したばかりの北原里英さん(26)が、また「選挙」で活躍することになった。新潟県の米山隆一前知事の辞職に伴う知事選(5月24日告示、6月10日投開票)のPRキャラクターだ。県選管が5月16日に発表した。
北原さんは愛知県出身で、15年に「新潟の女になる」という言葉とともに、立ち上げを控えたNGT48にAKB48から移籍していた。北原さんはNGTを離れてからも新潟とのつながりが続いており、今回の起用には「流石!新潟の女ですね!」といった声があがった。
県内の幅広い世代の認知度と若者への影響力が評価される
北原さんは07年にAKB48に入り、15年に福岡市で行われた「選抜総選挙」では、
「胸を張って新潟に行くことが出来そう。新潟の女になるわけですが、ファンの皆さんは、距離はあるけどついてきてほしい」
などとNGT移籍への意気込みを語っていた。北原さんは17年10月から地元のBSNラジオで冠番組をスタート。NGT卒業後も継続している。それ以外にも、たびたび新潟ローカルの番組に登場している。
北原さんは県知事選と県議補選(6月1日告示、10日投開票)をPRする。5月24日からテレビやラジオのCMが県内で流れるほか、ポスター1万枚が張り出される。告知用チラシ約82万枚とウエットティッシュ約5万7000個も配られる。
選管の担当者によると、北原さんの起用は複数の候補からコンペで決まり、
「県内の幅広い世代の認知度がある上、NGT48のキャプテンだったため、若い人への影響力が大きい」
といった点が評価されたという。NGT48は他の姉妹グループよりも「地元密着」だとして知られており、一般の県民への浸透度も高いと考えられたようだ。