日本交通のグループ会社・ジャパンタクシー(東京都千代田区)が手掛ける配車アプリ「全国タクシー」で、予約完了メールなどの宛名の一部が「ガイコクジン様」となっていたことがわかった。
同社の広報担当者は2018年5月15日、J-CASTニュースの取材に「差別的な意図はなく、ただただ配慮が足りていなかったためです」と釈明した。
「これはダメでしょう」「ひどすぎる、、、」
全国タクシーは、タクシー配車アプリの先駆けとして11年にリリース。18年4月時点でダウンロード数は450万を超える。
問題となったのは、利用者に送信する予約完了・決済メールおよびドライバーの操作端末において、宛名の一部が「ガイコクジン様」と表記されていた点だ。
利用者が5月14日にツイッターで指摘すると、投稿は拡散。「これはダメでしょう」「ひどすぎる、、、」と疑問視する声が上がった。
アプリの公式アカウントは同日、
「不適切な表現によりご不快な思いをおかけし誠に申し訳ございません」
と謝罪。この日までに表記を修正したと伝えた。
「マチアワセバンゴウ様」に修正
ジャパンタクシーの広報担当者によると、リリース当時から同様の表記を使用。言語設定を日本語以外(英・中・韓)に設定し、カナ氏名の登録をしていない利用者が対象だった。
修正後は「マチアワセバンゴウ様」になるという。
利用者からの指摘を受け修正した形となったが、「差別的な意図はなく、ただただ配慮が足りていなかったためです」と釈明。今後は技術的な問題が発生しない限り、同様の表記は使われないとしている。