従来の「見守り」で子ども守れる? 専門家語る「もう一つの目」の必要性

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元刑事「町ぐるみで対応する必要あり」

   5月14日付の朝日新聞(ウェブ版)記事によると、珠生さんは事件当日の朝、「黒い服でサングラスをした男に追い回された」と友人に話しており、事件後も区内で2件の不審者情報が寄せられたという。容疑者は逮捕されたが、住民の不安がなくなるとは言い切れない。

   今後の防犯対策について、元警視庁刑事の吉川祐二氏は15日放送の「バイキング」(フジテレビ系)で「自分は大丈夫だという考えを捨てること、大声を出すことを指導する必要がある」と持論を述べ、「そして」と続ける。

「町ぐるみで対応する必要がある。小学生が下校する時間帯、行政が『小学生が○時○分、一斉に下校します』と放送する、それに基づいて町の人たちが道路に出て、水やりをする。そういうことも必要ではないか。家庭と学校、子ども本人だけで、解決は難しい」

   一方、教育評論家の水谷修氏は15日放送の「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)で「一番恐れるのは、こういう事件が起きると模倣犯や類似犯が出てくる場合が多々あることだ」と警鐘を鳴らした。

「『83運動』といって、8時~15時に通学路に立ち、子どもたちを見守ろうという運動。これをぜひ全国の小中学校で徹底して、守ってあげてほしい」
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