「ゆとり世代」「さとり世代」に続くのは―。
とあるツイッターユーザーが投稿した、次に来る時代を言い表す「○○世代」というワードが、20万件を超える「いいね」がつく大反響を呼んだ。
「低賃金でもお値段以上の働きを求められる世代」
2018年5月9日、投稿者は妹との一連の会話を紹介した。それは朝の情報番組を見ていたときの何気ない会話だったという。番組でゆとり世代というワードが出てきたため、ゆとり世代、さとり世代の次にくる世代について聞いてみたら、妹は「ニトリ世代」だと答えた。投稿者はJ-CASTニュースの取材に、「最初はただの語呂合わせかと思ったのですが、理由を聞いてなるほどな笑」と思ったと話す。
その意味とは、「低賃金でもお値段以上の働きを求められる世代」というものだ。これは、家具・インテリア販売大手「ニトリ」の有名なキャッチフレーズ「お、ねだん以上。」を意識したもの。優れたコストパフォーマンスを発揮する商品を指すものだが、商品を労働者に置き換え、日本の経済や労働環境を案じるかのような絶妙なワードが誕生した。これに対しては共感の声が相次いだ。
「うますぎてワロエない......でも座布団は1000枚ぐらい上げたい」
「言い得て妙ね」
「すでに大概ニトリ世代であるよ。辛いね」
「ニトリ世代...正しくその通り...」
「本当に経済用語になってしまいそうな予感...」
「ニトリ世代」の次は...
一方で、「ニトリ世代」に別の意味を見出している人も散見される。量産型で壊れやすいといった意味合いだ。
「意外と作りは粗いし、壊れやすい。あ、そういった意味でもニトリ世代ってこと?量産品やから代えも効くし」
「わたしもニトリみたいにすぐボロがきて死んじゃうのかなぁ?」
「低賃金で働きボロボロになったらすぐほかのニトリ世代と交換させられる」
また、その次の世代のネーミングを考え出すユーザーも見られ、未婚率の増加、少子高齢化の加速による「看取り世代」「ひとり世代」などが上がっていた。