「安室」表紙のアニメ誌は、異例の重版
Aさんは13日朝、ツイッターで「よかったらご利用下さい」と注文フォームのリンクを投稿した。先述の「安室透」ハッシュタグを付けたツイートは、「リツイート」4万件(5月14日夜現在)の反響を呼ぶことに。楽天の通販サイトなどで14日昼までに、数百件の注文が殺到したという。
このように珍しい名前のハンコが売れまくったのは「初めての経験です」。Aさんはその上で、
「お客様と直接、お話できたわけではありませんが、商品を送り届けてから皆さんがSNSでどんな反応をされるのか、今から楽しみにしています」
と話していた。
「安室透」バブルは、このハンコにとどまらない。5月10日発売の月刊アニメ誌「アニメディア」(学研プラス)6月号では、『名探偵コナン ゼロの執行人』の表紙&巻頭特集を掲載しており、安室透が表紙を飾っていたが、異例の重版が決まった。
1981年の創刊以来、これで2度目。初めて重版となった2016年2月号でもテレビアニメ「名探偵コナン」の放送20周年記念特集を組んでいたというから驚きだ。
学研ホールディングスの広報担当者は、14日のJ-CASTニュースの取材に次のように反響の大きさを語る。
「多数のお客様&アニメ関係者の方々から反響をいただいております。今号に限らずアニメ『名探偵コナン』の特集記事を掲載しており、小誌2016年2月号や劇場版『純黒の悪夢』公開時の16年6月号も反響がありましたが、これだけ多大なるご支持をいただいたのは初めてかもしれません」
5月下旬に搬入する予定で、「まだご購読できていないお客様には申し訳ない気持ちでいっぱいです」とお詫びした。
さらに、影響は降谷零をモチーフとする香水「降谷零(安室透)の香水」(18年8月発売予定)にも及んだ。5月12日0時に第4次受注生産の受付が始まると、注文のアクセスが殺到。製造元のゼロジーアクトは12時すぎ、公式ツイッターで
「在庫切れになりご予約がしにくい状況が発生致しました。現在は復旧しております。お客様には大変ご迷惑をおかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます」
とお詫びしていた。