分かる人にしか分からない? ツイッターでそんな接客業の「あるある」を描いた4コマ漫画に、「よくわかります」など共感の声が殺到している。
接客経験のある人間なら、大きくうなずいてしまうかも――。
「サーマル」の残量を心配してしまう
ツイッターユーザーの睦月(@mousyun)さんは2018年4月30日、「分かる人にしか分からない 自分的接客業あるある」と漫画を投稿した。漫画では、他の店などを訪れた時に「あるある」と感じる3つの場面を紹介していた。
まず1つ目は「山びこ」が聞こえた時だ。山びことは、従業員の1人が「いらっしゃいませ」などとあいさつすると他の従業員も次々に「いらっしゃいませ」と続くことだ。「客で来ててもソワっとする」と、睦月さんは漫画で説明した。
2つ目は、会計後のレシートの両端に「赤いライン」が印刷されている時だ。飲食店のレシートには、感熱紙タイプの「サーマルレシート」を用いており、赤いラインはその交換の替え時を示している。レジが混雑している時間帯になくなると面倒なので、普通は先に交換しておくのだ。
「貰ったレシートの両サイドに赤いラインが印刷されてると、大丈夫?今の内にサーマル変える?ってなる」(睦月さん)
3つ目のシチュエーションは、買い物に訪れた店で、閉店を知らせる「別れのワルツ」が流れ出した時だ。店内の客は自分しかおらず、従業員は在庫の確認やレジの精算などに追われている。睦月さんはそんな店側の気持ちを察するあまり「私支払いクレカ(クレジットカード)なんで現金締めちゃって大丈夫です!」と言ってしまうそうだ。
「商品陳列を無意識に整理してたり」
睦月さんのこのツイートは5月8日までに、「リツイート」3万7000件と「いいね」6万6000件の反響を呼んでいた。ツイートのリプライ(返信)欄では、
「私もアルバイトでレジ打ちとかやってたので凄くわかります」
「自分も接客業なので、よくわかります」
「コンビニでアルバイトしてたので、店員さんが動きやすいように動いちゃうので、分かります......」
など共感の声が殺到している。睦月さんもそんな反応に「結構分かる~って言ってくれて嬉しかった」「ちなみに頂いたリプや引用ツイで一番分かりみってあったのが『山びこ』でした!」と喜んでいた。
ちなみに、ツイッターではこのツイートをきっかけに他の「あるある」投稿が続々と寄せられている。ざっとこんな感じだ。
「仕事終わって着替えてもお客さんとすれ違うといらっしゃいませいいそうになる」
「頼まれてない&自分が乱したわけでもない商品陳列を無意識に整理してたりw」
「飲食だと他のお客さんが食器とか落とした時に『失礼いたしましたー!』って言いそうになるとかあります」
「『いらっしゃいませ』の声で無意識に玄関口を見てしまう」