人気コンテンツとのコラボイベントも予定
遊園地といえば、家族そろって訪れて、午前中から遅くまでじっくり楽しむ――そんな遊び方が、これまでは「定番」だった。対して富士急ハイランドの戦略は、短時間だけ遊びたい――いわば「ちょい飲み」ならぬ「ちょい遊び」客の需要を掘り起こそうとするもの、といえるかもしれない。
山梨県は近年、観光入込客統計調査(2016年版)によると、県内の観光客数は富士山の継続的な人気もあって増加傾向にあり、特に海外からの観光客数が増えている。 中でも富士急ハイランドのある富士・東部エリアの観光客数は1508万人と好調で、県内全体のおよそ半分を占めている。
そうした中、エリア内の観光客が増加していることを背景に、富士山の行き返りに楽しめる気軽に楽しめるプランを提示することで、新たな客層の獲得へ舵を切った形だ。
富士急行は、入園料を無料とすることでハイランドを、好調が続く富士山観光の「ハブ」と位置づけ、
「午前は園内で遊び、ランチを食べて午後からは昼からは、と言った遊び方や、逆に午前中は富士山や富士五湖を巡り、園内に人が少なくなる15時頃から入園して目当てのアトラクションを楽しむといったこともできる」
といった柔軟な使い方が可能になり、
「富士山観光に来たとき、立ち寄り場所の1つになれれば」
と今後の展望について語った。
ランドはアトラクションに力を入れるほか、人気コンテンツ