18年、ロンドンで初の公式戦か
大リーグでは、これまで一時は盛り上がりながら沙汰やみ状態になっていた国際市場の開拓気運がこのところ復活気配。米メディアの報道によれば2018年には、アスレチックスとマリナーズによる来季開幕戦を東京ドームで開催することや、6月にはロンドンでヤンキースとレッドソックスが公式戦を行うことが予定されているという。実現すれば、日本での開催は7年ぶり、欧州での開催は初めて。マリナーズがイチロー選手をリリースせずフロントに招いたのは、日本市場が視野に入れた上でのことともいわれる。
マリナーズなど米西海岸の都市に本拠を置く球団は、日本市場を重視しているといわれ、イチロー選手を含め、大リーグの日本人選手9人のうち、エンゼルス大谷翔平選手、ドジャース前田健太投手ら6人が西海岸のチームに所属。大谷選手の活躍に刺激され、選手スカウトの場としても注目がさらに増しているという。
マンフレッド・コミッショナーは、新たな市場開拓に前向きな一方、その前にとして、現有市場の改革着手の必要性を強調。レイズ、アスレチックス両球団にとって喫緊の課題となっている新球場についてまず解決の糸口を探りたいと述べている。