正恩氏「専用機」は旧ソ連製 シンガポールまで飛べるのか

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消息筋「中国で給油するかチャーター機を借りない限り...」

   イリューシン62M型機の航続距離は、貨物などを最大限積んだ場合で約7800キロ。平壌からシンガポールまでの直線距離は約4800キロで、比較的容易にクリアできそうだが、それでも不安視する声が出ている。聯合ニュースは5月11日、

「平壌から大連までは距離が近く問題はないが、シンガポールまでは長距離のため、中国で給油するかチャーター機を借りない限り、行くのは現実的に難しそうだ」

とする「ある消息筋」の声を伝え、正恩氏の大連行きについて

「朝米首脳会談に備え専用機の性能を確認するとともに、中国からチャーター機と操縦士を借りるためとの見方もある」

と指摘している。東亜日報によると、崔竜海(チェ・リョンヘ)氏が14年4月に正恩氏の特使としてモスクワに向かったが、途中で故障して引き返した。高麗航空は、かつては平壌とモスクワ、クアラルンプールなどに定期便が飛んでいたが、現時点での定期路線は北京、上海、瀋陽、ウラジオストクの4つのみ。こういった経緯もあって、運行上のノウハウや機体性能を問題視する向きもあるようだ。

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