親方「もう一度皆さんの前で強い横綱として...」
稀勢の里のけがについて、刈屋氏は「力士にとってけがからの復帰というのは、単に痛みがとれて、力が入ればいいという問題ではないんです。(腕力を)全身の筋肉と連動させていますので、今そのバランスが崩れている状態です」と説明。
「痛みがとれて、力が入るようになったこの時期から、その感覚を取り戻す大切な期間なんです」
と、休場後の回復が重要であるとの見方を示した。
田子ノ浦親方も11日、「もう一度皆さんの前で強い横綱としてやっていけるように本人だけでなく自分も頑張りたい」と報道陣にコメントした。
「次の場所に向けてやらないといけないことがたくさんある。けがもありますけど、本人も一番はやっぱりけがだけではないというのは分かっていると思います」
と神妙な面持ちで語る。
一方、横綱の休場に否定的な意見も。大見氏は11日の「とくダネ!」で「休んでプラス材料は何もない」と持論を述べ、7月の名古屋場所について
「非常に暑い場所で、コンディションの作り方が難しい。(稀勢の里は)ますます厳しい状況に追い込まれると思う」
と語っていた。