老舗ラジオ野球中継の苦悩 NACK5はなぜ「不評」リニューアルに踏み切ったか

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「ラジオ局がリスナーを捨てたら、もう後はない」

   しかし、実況アナウンサーの降板とエンタメの追及には弊害もあったようだ。

   毎日新聞(ウェブ版)が4月14日に公開した記事「『野球愛』空回り リスナー置き去り『サンデーライオンズ』」では、実況の部分が中継でほとんどなくSNSで批判が相次いでいると紹介。局側と聴取者とのすれ違いが続いているとし、

「ラジオ局がリスナーを捨てたら、もう後はない」

と厳しく指摘している。

   放送倫理・番組向上機構(BPO)が公式サイトで公開している「視聴者からの意見」の18年4月欄でも、

「試合の中継をおろそかにし、『野球大喜利』をするなど、試合展開そっちのけの放送になっている。テレビの副音声ならまだしも、ラジオ局は、運転中のドライバーなど、テレビの見られない環境の人たちにも伝わる放送をしてほしいと思う」

などと辛らつな声が寄せられている。

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