カルピスで、口に「白いかたまり」残る?残らない? メーカー明かす「個人差」

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実は昔より「できにくくなっています」

   アサヒ飲料がカルピスを発売したのは、1919年。さかのぼること約100年前のことだ。今なお、年間売り上げ5000万本の国民的人気商品である。

   これまで何度も改良を重ねており、カルピスの品質は変化してきた。それは「白いかたまり」にもあてはまると、広報担当者は言う。

「カゼインとムチンの結合を防ぐ、大豆から作られている『大豆多糖類』を加えることで、白いかたまりは以前と比べ、できにくくなっています。ただ、その味わい自体は守り続けています」

   カゼインは他の乳酸菌飲料にも含まれているのだから、たとえば牛乳を飲んだ時にもこの「白いかたまり」が口に残ってもよさそうだが、広報担当者に聞くと、「酸性の状況下で、ムチンとカゼインは結合しやすくなる」とのこと。中性の牛乳で起きない反応が、カルピスでは起きるのだ。

   ちなみにこの「白いかたまり」、一部ネット上では「カルタン」と呼ばれて久しい。2ちゃんねるの「FLASH・動画板」のスレッド「カルピスを飲んだときに喉に出現する白いモノ」で誕生したもので、これを擬人化した同名キャラクターも知られている。

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