「それでもわしはセクハラを発見したら、批判はする」
ただ、小林氏は
「それでもわしはセクハラを発見したら、批判はする。『モラル』として、『マナー』として、批判し続ける」
とセクハラ自体には反対の姿勢を明示した。
女性記者にセクハラ発言を連発したと報じられた問題で辞職した福田淳一・前財務事務次官をめぐり、麻生氏は4日に訪問先のマニラで、「セクハラ罪という罪はない」などと発言。認識の甘さに批判が殺到した。7日には雨の中、財務省前で抗議集会が開かれ、「これ以上、あらゆるハラスメントについて横暴な発言は許さない」と怒りの声があがった。
そうした中、麻生氏は自身の発言について8日の閣議後、改めて見解を問われたが、「さあ。セクハラ罪という罪があると思っている方の発言ですか」「セクハラ罪という罪はない。事実を申し上げただけ」と述べ、取り合わなかった。
これがさらなる火種を生み、9日の衆議院厚生労働委員会では柚木道義議員が「麻生財務大臣、これ以上『セクハラ罪という罪はない』などと言って、日本の恥を世界にさらすのはやめていただきたい」と述べるなど、批判が相次いでいる。