「オフィス家具が想定以上に好調」
コクヨの事業は文具、オフィス家具、通販・小売関連の3本柱。このうち、通販小売関連も2018年1~3月期は売上高が前年同期比1.6%減の303億円、営業利益は16.8%減の10億円と振るわなかった。ただ、最も規模の大きいオフィス家具は売上高が0.1%増の397億円、営業利益が11.7%増の66億円と好調だった。理由についてコクヨは「働き方改革」を事業機会ととらえて積極営業した、としている。
大和証券は4月24日に出したリポートでコクヨについて「文具、通販・小売関連は想定以上に低調だが、オフィス家具は想定以上に好調」と指摘。すべての事業が悪いわけでもないし、3カ月分の決算に過ぎないため、今後の動向次第で再上昇する可能性は十分ありそうだ。