嵐・櫻井が「山口達也事件」に言及 「お下がり」も着た特別な関係だった

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   アイドルグループ「嵐」の櫻井翔さんが2018年5月7日、曜日レギュラーの「NEWS ZERO」(日本テレビ系)で、強制わいせつ事件を起こしてジャニーズ事務所と契約解除に至った先輩である元「TOKIO」の山口達也さんへ、特別な思いを語った。

   嵐とTOKIOはともに5人組。先輩の「お下がり」を着てコンサートをすることもあったといい、ちょうど櫻井さんが着た衣装が、山口さんのものだったという。

  • 「嵐」の櫻井翔さん
    「嵐」の櫻井翔さん
  • 「嵐」の櫻井翔さん

「ずっと『弟分』として活動してきました」

   この日の「NEWS ZERO」では、前日6日夜にTOKIO脱退、事務所との契約解除が発表された山口さんについて、冒頭から報道。デビュー当時の映像などで約15分に渡って振り返った。

   その後、「後輩」櫻井さんが口を開く。「山口さんは契約解除となりましたが、事の重大性は変わらないと思います。そして何よりも被害者の方に少しでも早く平穏な生活が戻ることを切に願っています」と、被害にあった女子高校生を思いやると、TOKIOと嵐、櫻井さん自身との特別な関係を、やや言葉を詰まらせながら語った。

「TOKIOのみなさんと私たち嵐は、グループの人数も同じ5人で、ずっと『弟分』として活動してきました。ですので、私たちのデビュー当時には、TOKIOの皆さんが着ていたその衣装を、お下がりで着ていたこともあります。特に私は山口さんの衣装を着させてもらっていましたので...、本当に何というのか、苦しい思いもあります」

   TOKIOは1994年、嵐はその5年後の99年にデビューし、番組共演も少なくない「兄弟」のような関係だ。山口さんが23年活動してきたグループを去ることとなり、櫻井さんは

「同じようにグループをやっている身としましては、10代前半、本当に子どもの時から家族より長く一緒に時間を過ごしてきたメンバーという存在が、こういう形でグループを抜けるというのはとてもつらいことだと思います」

と、残る4人のメンバーを慮った。

「翔くんめっちゃ涙堪えてた」

   そのうえで、

「5人で20年以上かけて作ってきた、少しずつ少しずつ作ってきたグループというものを、これから5つではなく、4つの柱で支えていくというのは、簡単なことではないと思います。とても残念なことではありますけれど、今後の4人の先輩の背中を、見続けていきたいなと思います」

とメッセージを贈っていた。

   同番組で長年キャスターをつとめ、堂々とした姿勢で自身の目線からコメントをすることも多々ある櫻井さん。だが、この日は言いよどむ瞬間もあり、声を震わせるようなところも。一つ一つ慎重に言葉を選ぶさまは、長く慕ってきたTOKIOや山口さんへのやり切れない胸中をうかがわせたようで、ツイッター上では

「翔くんめっちゃ涙堪えてた」
「コメント泣きそうでした」
「どんなに苦しくても哀しくてもキャスターとして一生懸命言葉選びながらコメントする翔くん本当に凄いよ」
「大好きな尊敬する先輩だったんだろーなってコメント聞いてて思った。。。」

といった声が相次いでいた。

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