「自由」と「ホンネ」を看板に活動する元SMAPの3人にも、言いにくいことはあるようだ。山口達也さん(46)の問題である。
2018年5月6日、CM発表会の席で香取慎吾さん(41)がようやく口を開いたものの、その直後に山口さんのジャニーズ事務所退所が明らかに。さらにその日のネット生番組でも、ハプニング的にこの話題を振られることとなった。
TOKIOのメンバーにエールを送ったものの
香取さん、稲垣吾郎さん(44)、草なぎ剛さん(43)ら「新しい地図」組の3人は6日、都内で宝くじ「ロト」「ナンバーズ」の新CMキャラクター発表会に登場した。
取材陣から「元後輩グループ」へのコメントを求める質問が飛ぶと、2人の視線は香取さんに。「えー、そうですね......」としばし考え込んだのち、
「応援してくださってるファンの皆様が、今きっと、ちょっと下を向いてしまっているときなのかな、と思うので......ファンの方々が上を向いて、笑顔になれるように、皆さんに頑張ってほしいと思います」
と、言葉を選びながらも、TOKIOに対しての「エール」を贈った。
山口さんの事件が4月25日明るみに出て以来、3人はSNSなども含め、公の場でこの事件へのコメントを出すことはなかった。同じTOKIOの国分太一さん(43)らが、テレビ出演などで連日のように矢面に立たされたのとは対照的だ。
初となる「香取発言」は大きな話題になるかと思われた。ところがこの発言がニュースになったわずか数時間後、山口さんのTOKIO脱退と事務所からの契約解除が一斉に報じられ、そのインパクトは吹っ飛ぶことに。
博士の「ムチャぶり」に3人とも無言
さらに3人の「受難」は続く。この日、AbemaTVで放送されたインターネット生番組「7.2 新しい別の窓」では、そろってオフィス北野を尋ねたのだが、応対した水道橋博士さんから、
「Yahoo!ニュース見ました? 山口くん――退社しましたよ今。(番組を)やってる場合なの?」
と「ムチャぶり」を受けたのだ。
初めて知ったのか、素で「えっ?」という色を見せたのは稲垣さん。草なぎさんは顔をこわばらせ視線を左右。香取さんはぎょろ目を作り、博士さんとカメラを見つめる。いずれにせよ3人とも、共演のカンニング竹山さんが強引に博士さんをさえぎり、CMに入るまで、一言も発することもなく、残念ながら3人の「ホンネ」は引き出せなかった。
3人にとっては山口さん、そしてTOKIOは事務所の後輩であり、ともに下積み時代を送った同世代の仲間だ。独立時には山口さんが「ZIP!」(日本テレビ系)で、「兄弟」として感謝と応援の言葉を述べている。それだけに口にはしづらいのだろう、と思いやるファンも多く
、「(無言だったが)やっぱり先輩の顔だった」
「多分今相当動揺してるだろうなぁ」
などとその「沈黙」の裏を読むツイートが、視聴者からは相次いだ。