「今度は息子に読ませようっと」
2008年に菊池寛賞、09年に日本化学会特別功労賞、そして17年には巌谷小波文芸賞を受賞した。
加古さんは、1973年の昭和電工退職について、90年6月12日の朝日新聞夕刊記事で、「子供だけの世界で教育の落ち穂拾いをしてきたが、定年までいると時間が足りない」と考えた、と当時を振り返っていた。
今回、加古さんの訃報が報じられると、ツイッターには
「特に、だるまちゃんシリーズが大好きでした。謹んで哀悼の意を表します」
「たくさん読んだなぁ。すごい好きだった。(略)今度は息子に読ませようっと」
「何か涙出てくる。かこさとしさんの絵本で育った身としてはツライわ」
といった声が相次いで寄せられていた。