強制わいせつ事件でジャニーズ事務所と契約解除した人気グループ「TOKIO」の元メンバー山口達也さん(46)からおよそ1週間前に渡されていた退職願について、同グループの国分太一さん(43)が、苦渋の決断に至るまでの激動を明かした。
国分さんはメインMCをつとめる2018年5月7日放送の「ビビット」(TBS系)で、「メンバー4人でとにかく議論して、議論を続けて、いろんな話をした結果、『自分たちだけでは答えは出せない』という話になった」と述べている。
「山口からも事務所に辞めるという強い意志表明」
山口さんの契約解除は6日夜に事務所から発表。スポーツ紙各紙で公開された文書によると、ジャニー喜多川社長とリーダーの城島茂さん(47)が協議した結果、退職の申し出を受け入れる判断となった。ただ、「彼を長年育んできた立場として、彼が健やかな一人の人間としての精神と振る舞いを取り戻し、被害者の方の許しを十分に得た上で、どのような形であれ未来を描けるまでを具体的に支援することが弊社の責任と考えます」とサポートを約束している。
国分さんは「ビビット」で、ここに至るまでのTOKIO4人の苦悩を明かした。事件が発覚したのは4月25日で、退職願が渡されたのは5人で集まった4月30日のこと。4人で開いた5月2日の会見ではその扱いを保留している旨が明かされていた。
「4人の会見後に山口と会うことはありませんでした。ただ、会見後に会えない時も、メンバーで連絡を取り合い、土曜日(5日)にメンバー4人で集まりまして、山口のこと、これからのTOKIOのこと、考えられることはメンバーでとにかく議論して、議論を続けて、いろんな話をした結果、『自分たちだけでは答えは出せない』という話に落ち着きました」
そこで、退職願を持って事務所のジャニー喜多川社長を訪ねた。時を同じくして、改めて山口さんも辞意を伝えていたという。
「リーダーが持っている退職願をジャニーさんに渡し、ジャニーさんの中で考えてもらおうと言って、その辞表をジャニーさんに渡しました。『責任をもつ。私が決める』と話をしてもらい、その間に、山口からも事務所に辞めるという強い意志表明があったといい、この形になりました」