冷凍食品「おいしい」が半数に
他方、フランスの冷凍食品ブランドのトップとされる冷凍食品専門スーパー「ピカール」が2016年秋、東京都港区南青山に店舗をオープンし、その後も麻布十番や中目黒などに店舗を増やしている。総合スーパー、イオンの子会社が展開しているものだ。スーパーなどで扱う比較的安価な商品とは異なる、高級感ある商品を提供することで、冷凍食品の利用をいっそう広げようとの狙いがありそうだ。
冷凍食品はかつて、あまり「おいしい」と言われるものではなかった。しかし、最近は各メーカーが技術を高め、テレビの情報番組では定期的に新商品が紹介されるほど注目されている。日本冷凍食品協会の実態調査でも、冷凍食品の魅力を「おいしい」と挙げる人が約半数に上っており、品質や味の向上も人気を押し上げる重要な要因になっている。