「喫煙者は採用しません」とIT企業社長が宣言 これは差別?厚労省の見解は...

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   タバコを吸う人について、IT企業の社長がツイッターなどで「一切採用しない」と宣言し、ネット上で賛否両論が起きている。

   社長は、健康や生産性などの問題を指摘している。喫煙者を採用しないことについて、J-CASTニュースは厚労省に見解を聞いた。

  • 「喫煙者は採用しない」との宣言が論議に(写真はイメージ)
    「喫煙者は採用しない」との宣言が論議に(写真はイメージ)
  • 「喫煙者は採用しない」との宣言が論議に(写真はイメージ)

健康や生産性、周囲への影響をブログなどで指摘

   この企業は、プログラミング教育事業などを手がける「div」(東京都渋谷区)で、真子就有(ゆきなり)社長が2018年4月28日、「今後、喫煙者は一切採用しないことを決めました」とツイッター上で明らかにした。

   真子社長は、「法の範囲で個人の生き方は自由です」としながらも、健康や生産性、周囲への影響という点で会社に良いことが何もないと断言した。そして、会社内の喫煙場所は撤去し、喫煙中の従業員については禁煙外来費用を会社が負担するとしている。

   さらに、自らのブログで翌29日、喫煙者を採用しない理由などについて、詳しく説明した。

   そこでは、タバコを吸うと、肺がんリスクが5倍にも増え、万が一のことになれば周りが悲しむと指摘した。また、イライラして仕事への集中力が下がり、タバコ休憩を挟めば、非喫煙者から不公平だと不満が出るという。周囲には、受動喫煙の影響のほか、服や口が臭かったり、歯が黄ばんだりして、不快感を与えるだけだともした。

   真子社長は、優秀な人を落としたり、喫煙の従業員から不満が出たりするデメリットはあるものの、喫煙者を採用しないメリットの方が上回っているとしている。

   喫煙者を採用しない企業は、最近になって徐々に出てきている。

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